ビタミンd3の摂取は成人病による死亡率を下げている事実

2019年5月11日

ビタミンDと言えば、日光を浴びると身体の中で生産されるビタミンの種類で、不足すると骨の形成が悪くなり、「くる病」になることから、赤ちゃんの時には日光浴をすすめられることは、知っている人も多いと思います。

ビタミンDは脂溶性ビタミンで、水溶性ビタミンのように尿から排泄されるものではなく、身体に貯まるビタミンとして過剰摂取の注意が呼びかけられてきました。

 

jarmoluk / Pixabay

日本のビタミンd摂取基準はおかしい!

日本人のビタミンDの一日の推奨摂取量は成人で、5.5μg(国際単位220IU)とされています。ビタミンDの一日の上限摂取量は、50μg(2000IU)です。ところが潜水艦の乗務員を対象にしたビタミンDの研究では、一日に、10μg(400IU)摂取しても血中d濃度はぜんぜん足りないのです。つまり太陽光線を浴びない状態では、ビタミンDl推奨摂取量の5.5μg(220IU)では足りないのです。

アメリカのビタミンDの推奨摂取量は日本の3倍

アメリカのビタミンDの一日の推奨摂取量は、15μg(600IU)で、日本のほぼ3倍です。上限は一日に100μg(4000IU)です。

 

実はビタミンdはビタミンではなくホルモンの一種

実はビタミンdは、セコステロイド(secosteroid)というホルモンで、体細胞の遺伝子発現に関与しています。人の体の細胞はすべてビタミンd3受容体を持っています。

ビタミンd3とは?

実はビタミンdには二種類あって、d2は植物性の合成物で動物性のd3より弱い。d1というのは、昔、ビタミンd2を主成分とする混合物に対して誤って与えられた名称で現在は使われていません。

ビタミンd3はビタミンdが活気ホルモンになったものを言います。日光浴で体内にビタミンd3が作られます。ビタミンdとは、植物に含まれるd2(エルゴカルシフェロール)と、動物に含まれるd3(コレカルシフェロール)の総称をいいます。

ビタミンdの大量摂取により治る様々な疾患

ビタミンd摂取でインフルエンザ罹患が42%減る

一日にビタミンdを1200IU摂取すると、インフルエンザの罹患率が42%も低くなりました。

ビタミンDのサプリ、かぜ・インフル予防に有効=英研究 – BBCニュース
免疫システムは、菌やウイルスに穴をあける「武器」を作る際に、ビタミンDを活用する。

サプリの効果は、毎日もしくは毎週摂取した方が、1カ月に一度大量に摂取するよりも高かった。また、もともとビタミンD不足の人の方が効果があった。

ビタミンDの多彩な効用:感染症,アレルギー,癌などの発症予防効果
ビタミンDは42%,インフルエンザAの発症を抑制していた.さらに二次エンドポイントである喘息発作は6分の1に抑えられていた.Am J Clin Nutr. 2010 May;91(5): 1255-60.

 

ビタミンd摂取で癌予防

毎日、ビタミンd1000~2000IUの摂取で、大腸ガンのリスクが50%減り、乳ガンのリスクが30%減り、卵巣ガンのリスクが30%減っています。

血中ビタミンD濃度とがん罹患リスクについて | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ

今回の研究から、血中ビタミンD濃度が上昇すると、何らかのがんに罹患するリスクが低下することが分かりました。今回の研究の結果は、実験研究で示されているビタミンDのがん予防効果を支持するものと考えられます。ただし、血中ビタミンD濃度が最も高いグループでは、がん罹患リスクの更なる低下が見られなかったことから、血中ビタミンD濃度が一定のレベルを超えるとそれ以上のがん予防効果は期待できない可能性があります。

また、ビタミンdの血中濃度が低いグループは、高いグループより直腸ガンのリスクが男性で4.6倍、女性で2.7倍という結果が出ています。

ビタミンdとカルシウムでガンの発生が半分以下に

サプリメントでビタミンdを一日1100IUと、カルシウムを一日1400~1500mg摂取するとガンの発生率が半分以下に減少している研究報告があります。

ビタミンd摂取で死亡率が下がる報告

ビタミンd濃度の低い人ほど、心血管疾患での死亡率が高くなっています。またビタミンdの血中濃度が高い人ほど、ガンになってからの生存率が高くなっています。

 

ビタミンD補充による成人の死亡予防 | Cochrane

ビタミンD3 が死亡率を低下させる可能性があることを示唆している。これは、新たに1人の生命を救うためには、ビタミンD3を約150人の参加者に5年超投与する必要があることを示している。女性のみを対象とした研究では、男女両方を対象とした研究と同様のビタミンD3 の効果が認められた。また、ビタミンD3は、癌による死亡率も低下させると考えら、5〜7年間投与した場合、1000人あたり4人の死亡率が低下した。また、ビタミンD投与により、腎結石形成(ビタミンD3 をカルシウムと併用した場合)や血中カルシウム濃度の上昇(アルファカルシドールおよびカルシトリオールの両方)などの有害作用が観察された。以上から、ビタミンD3が、介助を必要としないか、または介護施設でケアを受けている高齢者の死亡率を低下させるというエビデンスが得られた

ビタミンdの効能

ビタミンdの効能としては、カルシウムの吸収促進があげられます。

しかし他にもビタミンdの効能はたくさんあります。むしろ疾患の多くがビタミンd3不足からおきているらしいことが、昨今になってわかってきています。令和人meでは、今後もビタミンd3の真実について広く調査し、公開していきたいと思います。

 

 

ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村